今回は、
TOEICで750点以上取ったら英語は
どれくらい話せるようになるのか?
総合的に見てTOEICは役に立つのか?
こちらを815点(R1.6月時点)取得者がお答えしていきます。
(作者のスコアシートはこちら↓)
ちなみにここでの「TOEIC」は、履歴書などでよく使われる
「Listening&Reading」テストのほうを指していますので、ご注意ください!
結論①「話せるようにはならない」
結論から申し上げて、
TOEICハイスコア(815点)取得しても英語は話せるようになりません。
理由は、TOEICリスニング&リーディングテストという名称の通り
そもそも試験自体が、スピーキング能力=英会話力を試すものではないからです。
たしかにハイスコア取得を経験した私自身、テスト直後の時点であっても
「はい、じゃあ今から外国人対応は全部、君の仕事!!」
って言われたら絶対無理です。仕事になりません。
ではなぜ、英語が話せるようになるわけでもないのにTOEICが重要視されるのか?
こちらについてはやはりTOEICが
・日本社会において非常に認知度が高い試験
・スコア制なので点数すなわち実力という判断ができる
このような性質をもった、いわば企業にとってとても扱いやすい試験だからなのではないかと考えます。
また、英語に堪能であることは実務に役立ちますが、それ以外の証明にもなります。
というのも、あなたは
英語は勉強すればするほど上達する=英語能力は努力量に比例する
というようなこと、聞いたことないですか?
つまりTOEICでハイスコア、英検一級取得などであればあるほど
「目標に向けて努力できる人間であることの証明」にもなるわけですね。
結論②「総合的な力は身につかない」
では、話をもう少し広げていきましょう。
総合的に見て、TOEICは役に立つのか?についてです。
分かりやすくするため、英語能力を
・リスニング(聞き取り)
・リーディング(読解)
・スピーキング(会話)
・ライティング(作文)
に分けます。
すると、L&Rテストのみでハイスコアをとっても当然
「聞き取りと読解はできるけど、会話と作文はできません!」
となるわけです。
ただ、TOEICL&Rテストのみハイスコアだと何の意味もないのか?というと、決してそうではないと思います。
なぜならリーディングスキルを磨くためには英単語をたくさん覚えますよね?
実際のコミュニケーションの場面では、単語をたくさんつなげてジェスチャーを交えつつなら理解してもらえる場合が多いです。
リスニング分野においても、まず相手が話していることを理解できなければ会話になりません。
つまり、どちらも結局コミュニケーションの土台になる力です。
まとめ
以上、
・TOEICで750点以上とれば、どれくらい話せるようになるのか?
・総合的に見てTOEICは役に立つのか?
をまとめました。
TOEICは、ハイスコアをとってすぐ実践に結び付けることが難しい試験かもしれません。
しかし、L&Rだけでもハイスコアは、それだけ英語力が身についているということ。
何よりも英会話スキル、英作文スキルを高めるための足掛かりにもなるので
これからTOEICを受ける方は、ぜひ頑張りましょう!!
今回はここまで。