英検SCBTは1日で全科目終えられる試験形態ですが、そのせいで従来型にないマイナス面もあります。
今回は、SCBTを2回、従来型を1回受けてきたオトンが、SCBTは従来型より難しいorやりにくいのか?を究明してみました。
また、
隣に他人がいるだけでけっこう嫌
集中しているときの物音が割と許せない
このように私と同じ方は、ぜひ最後までお読みください!
SCBTは会場よりも、やりにくい!
一言で言うと英検SCBTは従来型受験より「やりにくい」です。
「やりにくい」とは、
・集中しづらい
・しなくてもいい苦労を強いられる
こういったストレスが多いということですが、ここからはなぜSCBTはやりにくいのか?について、具体例を挙げて説明していきたいと思います。
なぜSCBTはやりにくいのか
SCBTが従来型受験よりやりにくい理由は、スピーキングとそれ以外でそれぞれにあります。まずSCBTスピーキングにおける「やりにくさ」を説明しますね!
スピーキングのやりにくさ
口火を切るのが恥ずかしすぎる!
SCBTの試験会場は、従来型受験会場に比べとても狭いです。その中で、ヘッドセット着用とはいえ他人の発話は筒抜け、つまり自分の解答は他の回答者にまる聞こえというわけですね。
しかし、解答を聞かれることよりも恥ずかしいのは実はその前の音声チェックです。
音声チェックでは、マイクに向かって「Hello, how are you?」と発話しなければならないのですが、、これが結構恥ずかしい!!のです!
実際の音声チェックの様子が公式動画で確認できます。1:05~の部分が音声チェック部分なので、見てみてください↓
動画で見るとなんでもないかもしれませんが、実際はものすごく恥ずかしいのです。
この恥ずかしさを何かに例えてみます。
生まれて初めて「ヘイ、シリ(orオッケーグーグル)」などとスマホに呼びかけたとき、こっぱずかしかったですよね。これは、あのときの感覚に似ているのです。しかもSCBTは、カウントダウン付き(制限時間10秒)です。
そうです、つまり恥ずかしさと焦りが、ダブルで襲ってくるのです・・・。
スピーキング以外のやりにくさ
ここからのポイントは、おおかた従来型受験でも発生し得る「やりにくさ」ですが、とくにSCBTの場合で目立つポイントをピックアップします。
音が気になる気配が気になる
リスニング、リーディング、ライティングの試験形式は、従来型受験の場合とあまり変わりません。
ですので、他の受験者の立てる音や気配で集中をそがれるというのはSCBTに限ったことではありません。
ただ、SCBTでは他の受験者の途中退席がストレスになりやすいです。
実際に私が経験したことなのですが、ライティングの筆が進まず悶々としていたタイミングで両隣の人が同時に途中退席し、かなりイライラしました。
SCBTで途中退席する場合は試験会場スタッフを呼ぶ必要があるため、一時的に私の周囲には4人集まってしまい、とても集中どころではありませんでした・・。
やばいお腹鳴る!
静かな教室でお腹が鳴ったら恥ずかしいのは従来型受験でも別に同じです。
しかし、会場はスピーキングが別日なので短いですよね。一方SCBTは、全科目ぶっとおしの長丁場なうえ、唯一合法的に音が出せるスピーキングテストは冒頭1発目に終わってしまいます・・。
つまり、SCBT受験者は、スピーキングを終えてエネルギーを消費した状態からの長丁場を、無言・無音で耐えなければならないのです。しかもエネルギーゲージはどんどん削られていく・・
この状況、むしろお腹が鳴らない方がおかしい!
でも鳴ったら恥ずかしい!!
このジレンマは、間違いなくSCBTならではの「やりづらさ」です。
やりにくいSCBTの対処法
ここからは、今回紹介した「やりにくさ」を少しでも回避するための方法を紹介します。
やばいお腹鳴る!問題への対処法
試験中お腹が鳴る問題については、しっかり食べておくに尽きますが、食べ過ぎて眠くなってしまうのも考えものですよね。試験直前でも食べられて腹持ちが良いグミがおすすめです。糖分は脳の栄養になる観点からも、一石二鳥ですよ。
また、気持ちの問題かもしれませんが、お腹が鳴ったらどうしようとあまり考えすぎると本当に鳴るので、別に鳴ってもいいやと思って試験に取り組むのがコツです。
別に鳴ってもいいか~と思っているときほど、鳴らないものですよ。
やばいお腹鳴る!対処法
腹持ちの良いグミを食べておく、鳴ってもいいやと気楽に考える
音・気配問題への対処法
他受験者が立てる物音、気配はどうしようもないです・・。
ただ、一番端っこの席であれば少なくとも片側は無人ですよね。
そして、受験者の座席は申し込んだ順で決まっていく可能性が高いので、申込期間開始直後に誰よりも早く申し込めば、一番端っこの席を確保できるかもしれません。
ただ、SCBTはライティングが筆記かタイピングか?も座席の決定要素にかかわっている可能性もあるため、あわよくば・・位にお考えください。
音・気配問題への対処法
どうしようもないが、端っこの席が取れれば少し楽になるかも
口火切るの恥ずかしすぎ!問題への対処法
スピーキングテストの第一声が恥ずかしすぎる問題については、SCBTナンバーワンレベルの欠点なので、己の覚悟を決めるしか道はありません。
誰よりも先に「Hello」と発声してしまえばその場のイニシアチブを取れます(感覚的な話ですが)し・・
あっ、そもそも他の人とか気にすることなかったんだ
と気付くはずです。
また、そもそもなぜ英検を受けるのか考えてみると、「英語で話す力があると証明するため」だといえます。英語で外国人とコミュニケーションを取れるような人に、試験中知らない人に聞かれたくなくて「Hello」と言い出せない・・というイメージは似合わないですよね。
つまり、知らない人に聞かれたらやだという殻をぶち破るくらいでないと、英語でコミュニケーションなど取れないぞ!!と、己を奮い立たせてみてください。
口火切るの恥ずかしすぎ!への対処法
己の殻をぶち破るつもりで覚悟を決める
以上、いろいろやりにくいSCBTでしたが、それを踏まえてもメリットがあります。
ご紹介した対処法と併せて、SCBTのメリットを知っていただければと思います!
SCBTは難しいorやりにくい?当日の雰囲気と対処法も紹介まとめ
今回は、SCBTは従来型受験より難しいorやりにくいのか?をお伝えしました。
SCBTが1日に詰め込むタイプの試験である以上、特殊なストレスも増えますが、それでもなお
受験日が多い
合格の場合結果をすぐ活用できる
タイピング式で解答できる
などの旨みもあります。
ただ、本番で集中できなければ意味が無いので、今回のような「やりづらさ」がネックになるならばSCBTはやめたほうがいいでしょう。
いずれにせよご自身の性格、状況に合った方法で受験してください。
それではまた~ Good day!
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